新作 七田英明版 「ベートーヴェン交響曲第10番 ハ短調 全4楽章」
エムツープランでは、七田英明氏よる「ベートーヴェン自身のスケッチ」をもとにした交響曲第10番の補筆完成版の、日本国内に
おける取り扱いを開始致します。
第1楽章が2013年2月23日にイタリアで初演
こちらの作品は2011年4月にIMSLPにアップロードされ、2013年2月にイタリアで、2014年3月にオーストリアにて第1楽章のみ
演奏されました。
七田氏による解説
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「ベートーヴェン交響曲第10番 ハ短調 全4楽章」はベートーヴェンが生きていた当時の古楽器での演奏を念頭に置いて書かれており、記譜法も基本的にベートーヴェン当時の慣習に従って書かれています。 今回の取り扱いにあたり、ホルン奏者とトランペット奏者の為にモダン楽器用のパート譜(フレンチホルンin F、 トランペット in C/in B♭)の作成を行っておりますので、「移調読み」の煩わしさはございません。 |
レンタル譜として楽譜をご提供いたします
こちらの楽譜は七田氏との契約によりレンタル譜としてフルスコア、パート譜のご提供が可能です。
<料金について> | ・レンタル料金:全4楽章 86,400円(税込) ・1つの楽章:22,680円(税込) |
<レンタル期間> | ・プロ団体:3ヶ月 ・アマチュア団体:6ヶ月 |
<レンタル方法> | まずは以下のボタンのリンク先からレンタル譜の概要をご一読いただき、ご注文をお願いします。![]() |
<備 考> | こちらの作品に関してはレンタル譜になりますので、レコーディングを行い有料でCDを販売する場合、放送、配信等の2次使用を行う場合に関しては別途 契約を交わして頂きます。 |
参考演奏(Youtube)
第1楽章 Adagio sostenuto-Allegroソナタ形式 主にボンのベートーベンハウス所蔵のスケッチをもとに復元したが、すべてを使用している訳ではない。またベートーベン自身が書いたものから少し変化しているが、序文(Preface)で書き記しているように、推敲した後に使用した。 尚 バリー・クーパー氏の版でも指摘される様に、序奏の主題が悲愴ソナタ第2楽章と酷似しているが、(初出第2ページ クラリネット)これはそもそもベートーベン自身のスケッチが酷似しているので当然と言える。 |
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第2楽章 Andante 変奏曲 ベルリン国立図書館にあるスケッチをもとに復元した。(第2〰3ページ) ここでもベートーヴェン第10交響曲スケッチを参照されたい。また第ニベート―ヴェニアーナ グスタフ・ノッテボーム著(ドイツ語)の第12ページ譜例の上から3段目。日本語版の第14ページに紹介されている。 たった一つのスケッチがもとになっているため殆ど私の創作と捉える事もできる。これを「復元」とみなして良いかは、今後の音楽学者の研究に委ねる。またこの楽章は概ねで性格変奏で構成されている。ベートーヴェンが交響曲において性格変奏を採用したのは。交響曲第9番ニ短調作品125の第4楽章のみである。 |
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第3楽章 スケルツォ 「ベートーヴェン第10交響曲スケッチ」でも説明されている通り、ここで使用されている二つの主題はいずれもベルリン国立図書館が所蔵しており、スケルツオの主題は「第ニベート―ヴェニアーナ」 の第11ページ下。日本語版の第13ページに紹介されている。スケルツォ(ハ短調)第1ページ の主題はそのまま手を加えずに使用したが、トリオ(ハ長調)第25ページの主題は少し変更した。 |
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第4楽章 Allegro assai-Prestoソナタ形式 ベートーヴェンが第10交響曲のために残したとされるスケッチは、その多くが非常に断片的である。従って明らかに第4楽章のために残したとされるスケッチを特定するのは 確かに非常に困難である。 →より詳しくは七田氏のホームページへ |