コンサート・マーチ「虹色の未来へ」〜第2回 楽曲分析

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坂本文郎氏による2018年吹奏楽課題曲『コンサート・マーチ「虹色の未来へ」』の分析編です。

坂本文郎プロフィール

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【練習番号B〜C】
・メロディーはユニゾンになります。
後打ちのHornと17小節目のTrumpetだけが和声的に作られていますので、Trpumpetはミュートを使うので和音がしっかりと聴こえるか確認してください。

 

【練習番号C〜D】
・メロディーは若干厚めになり、Oboe・Alto Clarinet・Tenor Saxophone・Euphoniumの副旋律、Hornだけの音型もユニゾンで始まります。
Tromboneの後打ちだけが和音になっていますので和声的な響きが出るように気を付けた方が良いでしょう。

・副旋律(Oboe・Alto Clarinet・Tenor Saxophone・Euphonium)では、Oboeの音色が浮いてしまう可能性があります。
(Alto Clarinetがない場合はClarinetを一人回した方が良いと思います。)
またOboeがない場合、Oboeと同音域の音がなくなり同じ動きはオクターヴ下の音だけになってしまいます。(ミュート付きのTrumpetやClarinetでフォローするのはNGになるのでしょうか?)

・22小節目からメロディーが2声に分かれますのでClarinet 3とTrumpet 3の音量小さすぎないようにバランスを取りましょう。

・22、23小節目のFlute・Piccolo・E♭ Clarinetのトリルは、トリルを終わらせる音を同じにし、タイミングを揃えた方が良いでしょう。
→22小節目はD音で23小節目はE音で終わらせ、タイミングは4拍目裏に揃えるのが落ち着くと思われます。

 

【練習番号D〜E】
・今度は金管群と低音がメロディーで、木管群は和音でリズムを刻んでいます。
木管群のリズムは広い音域で和音を作っていますので、重たい響きになっているように思います。
→26、27小節目のClarinet 3とAlto Saxophone 2
→28小節目のClarint 2とAlto Saxophone 1
→29小節目のClarinet 1とTenor Saxophone
同じ音を高音に任せてかなり抑えるか思い切って抜いてしまう方が良いかもしれません。

・30小節目からのClarinetは音程に難がある部分で動いています。
※この部分は合奏レッスンで解決出来ますので、お声がけください。

・30小節目からの4小節間は、TambourineとTriangleのPercussionの音色の違いが浮き立つようにしたいです。

・34、35小節のClarinet 3とAlto Saxophone 2、36小節目のClarinet 2とAlto Saxophone 1も抑えた方が良いと思います。

・37小節目1,2拍目のD音と3,4拍目のC音は、Alto SaxophoneやClarinetの音を押さえた方が響きやすいと思います。

・38小節目1,2拍目のTrombone 2とHorn 3のC音と3拍目のTrombone 1・Euphonium・Horn 1 のD音も抑えた方が良いでしょう。

・38小節目3拍目は、Flute・Piccolo・E♭ Clarinet・Glockenspielのトリルの終わり、2分音符⇒8分のタイの終わり、Timpaniのロール⇒装飾音⇒8分を丁寧にそろえる練習をしてください。

 

【練習番号E〜F】
・Flute・Piccolo・Oboe・E♭ Clarinet・B♭ Clarinet・Trumpetと多数のメロディーに対し、副旋律はAlto Clarinet・Tenor Saxophone・Horn・Euphoniumです。
バランスだけでも音量を揃えていかなければなりませんが、和音を持ってリズムを作っているのがTromboneしかありませんのでバランス的にはかなり調整が必要と思います。

・46小節目の3拍目裏からの8分音符3つは、3和音に分かれて動いています。
G⇒As⇒Bの動きは全体を重たくすると思いますので、抑えめにするか思い切って吹かないという選択も考えたほうが良いかと思います。

・Trio 1小節目(47小節目)の1拍目は和音が密集形になりすぎます。(明るい響きにするためには低いC音を抑えるか、カットした方が良いかもしれません。)

・Trio 2小節目(48小節目)のFlute・Piccolo・Oboeのトリルは4拍目裏にAs音で終わらせると整理できた音の処理ができるでしょう。
コンサート・マーチ「虹色の未来へ」第3回 楽曲分析をお楽しみに!!

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