楽しいアレンジ

 故郷を感じながら響きを楽しむなんてロマンチストですね。
 私は、アナりーぜをしている時、想像もしなかった音の使い方に出会うと感動しますね。
 大変だけど、ワーグナーやブラームスをアレンジしている時が最も楽しいかもしれません。悩みぬいて、投げ出したくなる作曲家でもありますけど。逆にアイデアが簡単に浮かぶ作曲家の作品は、アレンジのスピードは増しても、いまひとつ気が乗らないことが多いです。
 チェコの作曲家でいえば、私は何といってもスメタナが好きです。「わが祖国」は”ブラニーク”しか書いていませんが、”ボヘミアの森と草原にて”と”シャールカ”はアレンジのチャンスを狙っています。”ブラニーク”を書いている時は、本当に楽しかったんですよ。
 故郷を感じさせる作曲家といえば、青山さんはシベリウスの交響曲第3番をアレンジしましたね。あれは、もう一度演奏してみたい曲の一つですね。私には、まだシベリウスのアレンジはありませんが、挑戦してみたい作曲家のひとりですね。

ドヴォルジャーク

お褒め頂きありがとうございます! ドヴォルジャークはホルンの調管に悩むので、面倒(失礼!)なんですよね。 でもそれ以外は音色が想像しやすいですし、楽しいです。
一時期バルカンやその周辺の地方のダンスを習っていたり、大学時代にハマッたブルガリアの合唱などを聴いていたので、私にはとても懐かしい響きがするのです。
正真正銘の千葉っ子なのに、故郷に帰りたくなるような感覚がします。 先生はそのような響きや作曲家がいますか?
ちなみに私が担当したのは10、11、13、15番ですが、いずれまた足して書いていきたいと思っています。

フランスの作曲家は、バスクラやホルンの音部記号を変えて書くことがあります。
それから、これはどなたか忘れましたけど、時代が古い作曲家は割とトランペットを五線内に収める傾向があるので、想像して上げて読む必要が生じますよね。
意外とこれが読みにくいのです。 低い位置に書いてあるのを高く想像しないといけないので、
結構ギャップに惑わされます。
アレンジ、早いですね。 打ち込みもやってらっしゃるんですか? いつのまに・・・。

ドヴォルジャークの記譜

マホ弟子は、あと100小節少々になりました。同時打ち込みもしているので、エム2プランで出す日も遠くないと思います。
ドヴォルジャークは苦手とのお話でしたが、青山さんのスラヴ舞曲のシリーズは、ドヴォルジャークらしい音色に溢れていて楽しかったですよ。特に10番と16番は何度も使いたい楽譜です。今のところ、7・11・10・13・16の5曲でしたっけ?さらに追加を期待したいですね。
私も、交響曲8番の終楽章や『ルサルカ』のポロネーズを書きましたが、ホルンの管には苦労しましたね。同じ理由で、ワーグナーはさらに大変でした。・・・でも、好きだからついチャレンジしてしまいますが。
楽なのはプロコフィエフですね。すべての楽器がC管で表示されているのでわかりやすいです。
マホ弟子は、バスクラの表示に悩みました。ト音とヘ音の両音部記号を使っているので、一瞬実音の高さに混乱しました。

マホデシ

魔法使いの弟子のスコア、変わった書き方なんですね。
まさかずっと同じ調号で通しているとは、思ってもみませんでした。
私が書きづらいな、と思う人ですぐに思い出すのは、ドヴォルジャークです。
異名同音というより楽器の調に振り回されます。 ホルンはダブル管のような便利なものは、まだ登場していませんから、二つの調で噛み合うように4つのパートが書かれています。
FとCとか、FとBb、慣れなくて参るのがEで書かれている楽譜ですね。
そこから臨時記号がつくと、ややこしくなっていくわけです。 異名同音はその中で絡まってきます。

ところでその曲、私のところでは編成が厳しいような気がします。(合奏回数もネックです。)
学校関係はいかがでしょう? ファンタジー的な要素があるので、前後にクラシックが来なくても違和感なくプログラミング出来ると思います。
華やかですから定期演奏会、文化祭など映えるのでは?

PC復旧しました

 異名同音に関しては、演奏者が間違いにくいという点を優先する場合がありますね。今、アレンジ中の「魔法使いの弟子」は、かなり転調が多いにもかかわらず調合が一定しているので、わかりにくい臨時記号が連続してしまうのです。それだけではなくて、作曲家自身が異名同音を多用しているので、楽器の都合に合わせることを優先しています。
 話題は変わりますが、「魔法使いの弟子」は、あと2~3週間で完成しそうです。以前、購入して使用した同曲の楽譜は、小節の区切り方が原曲と異なり、オーケストラスコアでの確認に苦労しましたので、使いやすくなると思います。
 青山さんの楽団で使いませんか?

異名同音

これについても悩む場面があります。
管楽器の半分強はフラット系の楽器です。 このうちオーケストラより譜面の上で確実に比重が重くなる(忙しくなる!?)パートが、フルート、クラリネット、サックス(オケでは定席がありませんが)、ホルンあたりでしょうか。 フルートはC管ですが、その他はフラット系の楽器です。

特にシャープ系の曲をアレンジする場合、これらの楽器は調号の段階でC管よりも多くのシャープがつくことになります。 原曲に臨時記号が付く時には、その音(フレーズ)を担当するパートにもちろん反映されます。 ですからシャープ系の曲の臨時記号にシャープが使われている時には、場所によりますが調号のシャープ以外に臨時記号のシャープが乗っかって(ダブルシャープ)、とても読みにくくなってしまうことがあります。
しかしこれは借用和音と言って、よその調から借りてきている音なので、勝手に都合良く読みやすいように変えてはいけないものなんです。

これが原則なのですが、調号が元々多かったり、目に余る臨時記号の山で読み進めなくなる場合などは、泣く泣く異名同音の音を使うこともあります。
この苦渋の決断をした後で、ズルッと拍子抜けをすることがあります。
その作曲家はチャイコフスキー。
彼は特にホルンに甘いようで、他のパートは皆真面目にシャープ系で頑張っているのに、ホルンだけザックリとフラット系に書き方を早代わり。 これってアリですか?と言いたくなることがしばしばあります。
これは当時の楽器の事情によるものなんでしょうか?